長期留学

日本の高校には無いかも?カナダの高校で受けた3つの「ユニークな授業科目」を振り返る

こんにちは、佐藤ユカです。
現在大学4年生の私は、2012年から2014年までカナダ・ブリティッシュコロンビア州に高校留学していました。
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卒業してから最早4年くらい経ちますが、せっかく留学した体験を書かずにいるのはもったいないですよね。…というわけで!ここで一度高校留学で印象深かった授業についてまとめてみたいと思いました。

今回はもっとも記憶に残っている授業を3つ紹介してみたいと思います。ただし、BC州では2016年から2019年度にかけて高等教育のカリキュラム変更が行われているようなので、一部現在の指導内容と異なる部分が有り得ることをご了承ください。

たまたまこのページに来た方はもちろん、カナダの授業風景が気になる方や、カナダ留学前に下調べしたい方に読んでいただけると嬉しいです。

English12(高校3年生の国語)

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カナダ留学中、最もハードで楽しかった授業はこれ。

English 12とは日本でいう高校3年生の国語にあたり、この授業を終えると「高校生程度の英語で読み書きできる力」が証明されます。もう4年も前の話なので、当時使っていた語彙とかけっこう忘れちゃいましたけどね…泣

授業内では主にこんなことを行いました。

  1. 小説・詩についてディスカッションする
  2. 小説・詩について考察・考えを論じる
  3. 自分で選んだ本について、テーマや登場人物の心理などを分析・発表する

留学時は「英語が得意科目だし、留学してみよう!」というノリで飛び込んだカナダの高校でしたが、留学生として取り組む国語の授業は正直なかなか厳しかったです。

私の通っていた高校はインターナショナルスクールだったのでネイティブの学生とディスカッションすることは無かったのですが、香港やロシア、ヨーロッパの留学生の英語に圧倒されることばかりでした。

とはいえ、授業内でのディスカッションや作文・中間・期末試験は日頃から予習復習をしっかり行なっていれば付いていけますし、合格点ももらえます。

しかし問題は「州試験」。これがだいぶ難関でした。

州試験とは、統一された試験問題を用いて州内の生徒の能力を測るものです。体裁としては、全国統一模試に近いかもしれません。ただ、この試験の出来によって授業の修了認定を貰えるか否かが決まってきます。

試験の内容は主に、詩やショートストーリーの読解・作文能力を測るもの。留学生は時間延長のハンデがつきますが、カナダ人と留学生も同じ内容の問題が出されるため、受験前は語彙の理解力やスペリングのミスが心配でした。

というのも試験問題は高校3年生レベルで作られているので、過去問を振り返ってみると聞いたことがない複雑な言い回しや、見たことがない単語が多かったのです。

結果的には州試験で合格印を頂けたのですが、受かったときは嬉しかったなぁ。一番力を入れて取り組んだ甲斐がありました。単位取得が容易ではなかっただけに、もっとも記憶に残っている授業の一つです。

Law12(高校3年生の法律)

6fed5b56fb899c6af0914afa0e7161f6_l次に印象に残っているのは法律の授業。授業内容のユニークさで印象に残っています。例えば、授業ではこんなことを行いました。

  1. 法律に関する歴史、知識取得
  2. カナダの法律、有名な判例などの学習
  3. 各国の判例などをプレゼン
  4. 裁判所の見学
  5. 模擬裁判

この授業では法律の大まかな歴史や重要項目を学習した後、カナダの法律について学んでいきました。

中でも印象的だったのは、ケベック州の言語法「フランス語憲章」の成り立ちについて。カナダは英仏の2言語が公用語の国であるものの、BC州にフランス語を話す人はほとんどいません。

そんなBC州に留学していたわけですから、フランス語のみを公用語とする州があることを知ったときは衝撃でした。

他にもこの授業では裁判所に連れて行ってもらって裁判傍聴したり、判事、裁判員などの役決めをしてクラス全員で模擬裁判などを行なったりしました。授業の展開が毎回様々で面白かったので記憶に残ってます。

Digital Media11(高校2年生のビデオ・写真の授業)

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留学したての頃に取ったこの授業を今振り返ると、まるでユーチューバー/ブロガー養成クラスのようです(笑)

  1. PV風ビデオ作成
  2. コマーシャル風ビデオ作成
  3. 写真撮影やポージング
  4. ブログに編集した写真をまとめる。ポートフォリオ作成

デジタルメディアとは美術とか音楽にあたる実技系の科目ですが、注目したいのはこの授業を受けたのは2012年の話だという点。

留学先は私立高校だったためBC州全体で同じ授業が開講されていたかは不明ですが、日本と比べるとかなり早い段階でデジタルメディアの指導が行われていたような印象を受けます。

例えば私が留学前に通っていた公立学校の美術では、油絵など古典的な内容が多かった印象でした。そんな中カナダで受けたこの授業は芸術系科目であるものの、デジタルなアプローチが全面的に出ていてかなり新鮮だったことを覚えています。

アマチュアブロガー・佐藤ユカも、こんな授業を受けたおかげで出来ている…のかも。

まとめ

今回はカナダに2年高校留学していた中で、もっとも記憶に残っている授業を3つ紹介してみました。

こうして振り返ってみると、カナダの授業は国語・法律・デジタルメディアにしろ、自分で「考えをまとめる」「書く/作る」「参加する」必要がある作業が多かったと思います。

留学以前、私は地方都市の公立高校に通っていましたが、その学校では暗記とテストが中心。こちらと比べると、カナダの授業はレクチャーを踏まえた上でのプレゼン、ディスカッション、模擬裁判、PV作成など…とにかく自分で生産する要素が多い印象でした。

日本の授業では生徒の半数が寝ている光景もしばしば目にしましたが、カナダの学校では生徒が起きているのも、授業では「授業を聞いて、生産する」学習のプロセスが前提となっているからかもしれません。

(途中で「トイレいってきます」と言ってサボってる生徒は結構いましたが。笑)

こう考えると、カナダは日本式の授業と比べ、インプットとアウトプットのバランスが良いのかもしれませんね。

ABOUT ME
佐藤ユカ
今年9月からベルギーに留学予定の23歳。 遺伝子検査キットのレビュー・留学方法・フランス語の参考書/映画紹介を中心に投稿していますっ