〜してみた

イギリス映画「リバティーン 」(2005年)を観て、ロチェスター伯爵について調べてみた

今回は『ジョニー・デップが脚本の冒頭3行読んで出演を即決した』という映画、リバティーンのあらすじについてです。

また、主人公・ロチェスター伯爵、そして類似の映画についても記していきます。

 

こちらの映画は内容的に小さいお子様がいる家族、付き合いたての恋人が観ると気まずくなること間違いなしですが、天才の伝記とかちょっと破天荒な主人公が好きな方は気に入るのではないでしょうか。

あらすじ

リバティーン(字幕版)

リバティーン

監督:ローレンス・ダンモア
公開年:
2005年(国内2006年)

舞台は17世紀のイギリス。

イングランド貴族であり宮廷詩人として活躍していた、2代目ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットの生涯を描いた映画です。

本作では駆け出しの女優、エリザベス・バリーとの恋愛を軸に物語が進んでいきます。

『初めに断っておく 諸君は私を好きになるまい』

(Allow me to be frank at the comment)

 

『物語が進むにつれてどんどん私を嫌いになる』

(You will not like me)

というロチェスター伯爵のセリフから物語が始まるわけですが、むしろこのセリフがあったからこそ最後まで目を離したくなくなる作品でした。

タイトルについて

タイトルは「放蕩者」を意味することば“Libertine”から来ています。

放蕩者、道楽者といった意味の他に、宗教上自由思想の、という意味もあるとか。

 

・キャスト

主要な出演者はこのようになっています(リンク先はウィキペディア)。

出演者
ロチェスター伯爵ジョニー・デップ
エリザベス・バリー(ヒロイン・女優)サマンサ・モートン
国王チャールズ2世ジョン・マルコビッチ
エリザベス・マレット(ロチェスター伯爵の妻)ロザムンド・パイク

 

ジョニー・デップは「チャーリーとチョコレート工場」や「シザーハンズ」などちょっと変わった役でお馴染みですよね。

 

チャーリーとチョコレート工場 (字幕版)シザーハンズ (字幕版)
チャーリーとチョコレート工場

公開年:2005年

シザーハンズ

公開年:1991年

本作の主人公・ロチェスター伯爵も、昼夜酒飲んでいたり、型破りな詩を披露したりと、なかなか変わった人物だったようです。

ところで、そもそも私たちにとってロチェスター伯爵とは聞きなれない人物ですが、いったい彼はどんな功績を残したのでしょう?

ググってみました。

 

ロチェスター伯爵って何してたの?

・ロチェスター伯爵の功績(参考:英ウィキペディア

称号も含めた名前は「第2代ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモット」(John Wilmot, 2nd Earl of Rochester, 1647-1680)。

出身はオックスフォードで、17世紀後半の王政復古の時代に活躍した詩人です。

当時のイギリスでは、彼の作品は広く知られていたようです。

しかし、サミュエル・ジョンソンは「無価値な放蕩者」と評するなど、18世紀後半ごろの評価はあまり良くなかった様子。

当時は王政復古時代のリベラルさに対する評価が厳しく、ザ・自由奔放な生き方をしていたロチェスター伯爵〜彼の作品は、その影響を被ったとも考えられているようです。

さらに19世紀頃、彼の作品のほとんどは検閲により削除されることに。

それでも1920年頃にはリバイバルの動きが起こるなど、現在では再評価が進んでいるとのことです。

 

・代表的な作品

英ウィキを参照してみると、彼の代表的な作品について、このような作品が挙げられていました。

⒈ A Satyr Against Reason and Mankind

⒉ A Letter From Artemesia

⒊ An Allusion to Horace

⒋ A Ramble in St James’ Park

⒌ The Imperfect Enjoyment

筆者は英文学の知識が浅いのでなんともコメントできませんが、作風としては風刺詩がメインで、題材としては社会全体や宮廷恋愛などを扱った作品もあるようです。

 

・小話

このロチェスター伯爵は、1968年に刊行されたイギリスの地方情報誌『Time Out』上の特集「ロンドンで最もエロティックな作家ベスト30」の6位に選ばれているとか。

なんだか凄いのか凄くないのか微妙な順位ですが、とにかくロチェスター伯爵は日本であまり知られていないものの、イギリスの文学史にとっては存在感のある人物のようです。

 

『リバティーン』と類似の悲恋・衰退系映画

映画から少し話が逸れましたが、リバティーンからは『パガニーニ』『オペラ座の怪人』が思い出されました。

リバティーンに似た映画として、こちらの2点についても軽く触れてみたいと思います。

 

・パガニーニのあらすじ

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(字幕版)

パガニーニ:愛と狂気のヴァイオリニスト

監督:デイヴィット・ギャレット
公開年:
2013年(国内2014年)

パガニーニも実在した人物がモデルの作品です。

19世紀前半に活躍したイタリア出身のヴァイオリニスト「ニコロ・パガニーニ」の伝記映画で、舞台はロンドンが中心となっています。

こちらの主人公も好色である上に賭博好きという、自由人系の天才。

映画の内容についても、恋愛や衰退に焦点が当たっているので『リバティーン』が好きな人は親しみやすいはず。

 

 

・オペラ座の怪人のあらすじ

オペラ座の怪人 (字幕版)

オペラ座の怪人

監督:ジョエル・シュマッカー
公開年:
2004年(国内2005年)

原作はガストン・ルルーの小説。


1909年出版の本作品は、以降何度も映画・ミュージカル化されています。

本映画は、アンドルー・ロイド・ウェバー版のミュージカルバージョンをもとに作成されています。

ちなみにヒロイン役のエミー・ロッサムは当時17歳(!)だったとか。

役者の年齢から見ても、原作の雰囲気に近いキャスティングなんですね。

 

余談ですが今22歳の筆者はこの映画を13歳くらいの時に見て、英語〜ヨーロッパの文化圏に興味を持った覚えがあります。
・関連映画まとめ

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(字幕版)オペラ座の怪人 (字幕版)
パガニーニ:愛と狂気のヴァイオリニスト

監督:デイヴィット・ギャレット

公開年:2013年

オペラ座の怪人

監督:ジョエル・シュマッカー

公開年:2004年

まとめ

今回は、イギリスの映画「リバティーン」についてでした。

本作をすでに観た方は、どんな映画を思い出しましたか?

ここではパガニーニとオペラ座の怪人を持ち出してみましたが、何かおすすめの映画・類似の映画がありましたら教えていただけると幸いです。

ABOUT ME
佐藤ユカ
大学4年生。北海道出身です。石狩市の高校を中退して、カナダBC州の高校に留学・そのまま卒業。 自己推薦で立教大学に入学しました。カナダ・ケベック州に興味があって、大学ではフランス語などをゆるーく学習してます。 前職ではWEBライティングのインターンをしていました。現在はアプリの英日翻訳などを行なっています。