語学

フランス語で「帰省する」って?ツイッターで聞いたらフランスの学生7人が答えてくれた

あけましておめでとうございます、佐藤ユカ(@TOEFLJessica)です。

私はDalf C1取得に向けて準備中の大学4年生。

フランス語を学びつつ、フランスの文化や言葉について学んだことを発信していきたいと思っています。

今年もよろしくお願いします!

それではさっそく今回のテーマに入ります。

「帰省する」ってフランス語で何て言うのでしょう?

辞書アプリ(プチ・ロワイヤル仏和(第4版)・和仏(第3版)辞典)で「帰省」と引いてみると、 “retourner dans son pays” が出てきました。

プチ・ロワイヤル仏和(第4版)・和仏(第3版)辞典

“le pays” は普段「国」を指して使う単語ですが、「地域・地方」という意味で使うこともあるそう。

2.(région) region

du pays local

le vin du pays the local wine

(参照:”English Translation of ‘pays’ “, Collins French to English, accessed on Jan 3, 2019)

ところがグーグルで「帰省 フランス語で」と日本語や英語で調べてみると、“retourner dans son pays” または “rentrer à la maison” が上位検索結果に出てきます。

じゃあ、結局どれが帰省のニュアンスに近いの?

気になったので「一番『帰省する(=両親の家、または地元に帰ること)』に近い言い回しはどれか?」

大学用の本垢ツイッターで、フランス人学生たちに宛てて聞いてみました。

どれが「帰省」に近い?
  1. retourner dans son pays
  2. rentrer chez soi
  3. rentrer à la maison

多かった回答は  “rentrer à la maison”

どの言い回しがもっとも帰省のニュアンスに近いのか?

投票してもらった結果、得られた票数は計7票。このような結果になりました。

ちなみに集計期間は1日です!
どれが「帰省」に近い?
  1. retourner dans son pays (2票)
  2. rentrer chez soi (2票)
  3. rentrer à la maison (3票)

集計した結果、“rentrer à la maison” がもっとも「帰省する」に近いという結果になりました。
ただ、後ほどリプ欄で

« rentrer à la maison » は「帰宅しまーす」って感じで一般的すぎるかな?
学生なら « rentrer chez moi »と言うことが多いけど、

自立した成人の場合は« aller chez parents » と言うよ。

などなど、ありがたいことに色々と補足解説してくれました。

ということで、次項では「『帰省する』って仏語でなんて言うの?」という質問に対し、いただいた補足の内容もまとめてみたいと思います。

 

リプ欄ディスカッション「”retourner dans son pays”は『自国に帰る』」

まず、この質問を投稿した直後にもらったツッコミがこちら。

てか、国内の地元に帰る前提なのになぜ”retourner dans son pays” がオプションに出てくるの?

例えば僕がパリから地元のリヨンに帰るとして、この表現を使えるか?って問題ですよ。

うーん、”retourner dans son pays”はフランス人にしてみると「自分の母国に帰る」という意味で主に受け止められるのかも。

他にも、

そうそう、

“retourner dans son pays” は「帰国する」というニュアンスだよねー。

国内の地元に帰る場合は使わないなあ。

ただ逆に

“rentrer chez moi” とか

“rentrer à la maison” は、フランス語で日常的に使われすぎているんだよね。

 

「仕事終わったんで帰ります」

「飲み会終わったので帰ります」

みたいな文脈でよく聞くから、これはこれであまりにも一般的な印象。

 

この場合、日本語の「帰省する」とニュアンスが遠くなっちゃうのが問題だよね。

それはさておき “retourner dans son pays” の場合、帰る先が両親の元かどうかは関係なしに、

とにかくフランス国外に一時帰国する人が使う感じがするな。

やはり”retourner dans son pays” と言ったとき、彼らには「一時帰国する」という意味で通じると考えてよさそうです。

 

“pays”には「地方・地域」の意味もあるって聞いたけど、それは違うの?

と返信してみると、「確かに地方という意味でも使われるけど、フランス国内の地方以外を指すときに« pays » を用いることは本当に稀ですね」という返事が。

まあ、「帰省する」と言いたいなら ” rentrer à la maison” が無難ってことでしょうね。

 

模範回答は⒊⒈ retourner dans son pays (2票)

⒉ rentrer chez soi (2票)

⒊ rentrer à la maison (3票)

リプ欄ディスカッション「社会人なら “aller chez mes parents”」

ところが、さらに「帰省する」が使われる文脈について話を進めていくと、より興味深い補足解説をいただけました。

ただ、学生が帰省する場合をフランス語で言うなら、je rentre chez moi でもいいかなと思うな。

逆に「実家から完全に独立した社会人」とかが実家を訪ねる場合、フランス人たちは “aller chez ses parents” とだけ言うよ!

なるほどー

学生なら “rerntrer chez moi”、社会人なら “aller chez parents” と言うこともできるんですね。

 

「帰省する」ってなんていうの?というシンプルな疑問から、いろいろ学ぶことがありました。

(今回、投票〜補足解説してくれた皆さん、ありがとう!)

 

まとめ

それでは、最後にここまでの内容をまとめて終わりたいと思います。

 

・質問と集計の結果

どれが「帰省」に近い?⒈ retourner dans son pays

⒉ rentrer chez soi

⒊ rentrer à la maison

 

結果

⒈ retourner dans son pays …2票

⒉ rentrer chez soi … 2票

⒊ rentrer à la maison …3票

(集計期間…1日)

 

・リプ欄での補足

⒈ “retourner dans son pays”は「フランス国外の母国に帰る」意味で取られる

※フランス国内の「地方」を指す以外に”pays”が用いられることは極めて稀。

 

⒉学生なら “rerntrer chez moi”、

社会人なら “aller chez parents” と言うこともできる

 

それにしても、なんとなーく質問してみただけで多くの反応〜解説が得られたことに驚きです。

フランス人はやはり「議論好き」なのか、かなり丁寧にリプを重ねてくれたことが印象に残りました。

 

また、この補足解説をしてくれた方から逆に、日本語の「帰省する」ってどんな文脈で使われるの?と聞かれ、ググってみたところ…

帰省の「省」の字には、「親の安否をよく確かめてみる」という意味があり、帰省の本来の意味は、故郷に帰って両親の安否を問うことである。

(引用:違いがわかる辞典、「『帰省』『帰郷』『里帰り』の違い」、2019年1月3日アクセス)。

とのことでした。

普段何気なく使っている日本語だけにその文脈なんて気にしたことありませんでしたが、「家や国に帰る」という場所的な要素が強調されているフランス語より、日本語では「子供が親の元に帰る」ということの方に着目されているのかもしれません。

単に「家に帰る」アクションにしろ、ある意味日本とフランス語の着目点の違いが見られたようで面白かったです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

なお、私のツイッター(@TOEFLJessica)ではフランス語・文化などについてちょくちょくつぶやいています。

興味を持っていただけましたら、フォローしていただけると嬉しいです☺️☺️

 

ABOUT ME
佐藤ユカ
大学4年生。北海道出身です。石狩市の高校を中退して、カナダBC州の高校に留学・そのまま卒業。 自己推薦で立教大学に入学しました。カナダ・ケベック州に興味があって、大学ではフランス語などをゆるーく学習してます。 前職ではWEBライティングのインターンをしていました。現在はアプリの英日翻訳などを行なっています。