ワインエキスパート資格

シャンパーニュ地方のA.O.C.ワインまとめ

シャンパーニュ地方には「Champagne(シャンパーニュ)」「Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ)」「Rosé des Riceys(ロゼ・デ・リセイ)」の3つのA.O.C.ワインがあります。

本記事では、ワインエキスパート資格に向けた覚書も兼ねて「2020年日本ソムリエ協会教本 J.S.A.ソムリエ J.S.A.ワインエキスパート」の内容を参考に、シャンパーニュ地方のA.O.C.ワインをご紹介します。

Champagne(シャンパーニュ)

シャンパーニュ地方を代表する発泡性ワイン(vin mosseux=泡のワイン)です。色は発砲白と発砲ロゼの2種類です。

製法について

シャンパーニュは「伝統的製法(méthode traditionnelle)」と呼ばれる製法で作られます。

伝統的製法では、マクロラクティック発酵の後に品種やクリュの異なるワインを調合し、瓶につめ、さらに「Liquor de Tirage※」というワインに糖分と酵母を加えたリキュールも加えて、ワインを瓶内で熟成させます。

なお、この瓶詰めの作業はブドウを収穫した翌年の1月1日に行われます。

シャンパーニュのA.O.C.を名乗るには、瓶詰めが終わってから出荷まで15ヶ月間を置く必要があります。

また、単一収穫年のブドウを80%以上使ったシャンパーニュの場合、瓶詰めから36カ月間の熟成期間を経ることでヴィンテージ(=ブドウが収穫された年)を表記できます。

※Tirage(ティラージュ)…フランス語で「引き出すこと」「ワインなどの樽出し」の意味。

格付けについて

格付けのあるクリュで収穫されたブドウをシャンパーニュに使った場合、「Premier Cru(プルミエ・クリュ)」や「Grand Cru(グラン・クリュ)」と表示することができます。

格付け制度について、シャンパーニュ地方では20世紀中ごろに「Échelle des crus(エシェル・デ・クリュ※)」と呼ばれる制度が発達し、クリュごとに80〜100%での格付けがされました。

格付けで90%〜99%の42村が「Premier Cru(プルミエ・クリュ)」、100%の17村が「Grand Cru(グラン・クリュ)」に分類されています。

なお、プルミエ・クリュで収穫されたブドウと、グラン・クリュで収穫されたブドウを混ぜてシャンパーニュを作ることもできますが、この場合は「プルミエ・クリュ」と表記されます。

「グラン・クリュ」と表記できるシャンパーニュは、グラン・クリュで収穫されたブドウ100%で作られたものに限られます。

※Échelle(エシェル)…フランス語で「はしご」「階層」の意味

品種について

シャンパーニュの醸造に認められている品種は以下の通りです。

  1. シャルドネ
  2. ピノ・ノワール
  3. ムニエ
  4. アルバンヌ
  5. プティ・メリエ
  6. ピノ・ブラン
  7. ピノ・グリ(フロマントー)

Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ)

前項の「Champagne(シャンパーニュ)」と同じ域内で醸造される非発泡性ワインに与えられたA.O.C.で、色は白・ロゼ・赤の3色です。

シャンパーニュと同じく収穫方法は手摘みに限られており、使用できる品種もシャンパーニュと同様です。

Rosé des Riceys(ロゼ・デ・リセイ)

Rosé des Riceys(ロゼ・デ・リセイ=リセイのロゼ)は、Les Riceys(レ・リセイ※)という村で作られるロゼワインのA.O.C.です。使用できる品種はピノ・ノワールのみです。

※レ・リセイは、シャンパーニュ地方南部にあるオーブ県の県庁所在地・トロワ(Troyes)の南東にあります。

 

<参考>

日本ソムリエ協会:2020年日本ソムリエ協会教本 J.S.A.ソムリエ J.S.A.ワインエキスパート(P329-335, P26-27)

Wein-plus:Échelle des crus

シャンパーニュ専門店マチュ・ザレム:ロゼ・デ・リセイ

THE CHAMPAGNE:シャンパーニュの分類を識ることは、基本中の基本。

 

ABOUT ME
佐藤ユカ
Webライティングとアフィリエイトサイト、外国語が好きな24歳です。 ウェブライター(インターン)1年→副業ライター/ブログ運営(2年〜現在)→大学卒業→中小企業勤め 得意な記事ジャンルは海外文化、観光、英語・フランス語、クラウドサービスの機能解説です。現在ワインエキスパート資格に向けて勉強中です。