MailerLite(メーラーライト)は、ヨーロッパのリトアニアで誕生したメールマーケティングツールです。
メーラーライトの主な機能は、送信したメールの効果測定・ステップメールの設定・A/Bテストなど。
日本語表示には対応していないため英語での利用が前提となるものの、デザインがシンプルで見やすく、直感的に操作を覚えることができます。
無料プランもあり、購読者数が1,000人以下かつメールの送信数が12,000通以下/月であれば利用料がかかりません。※
本記事では、メーラーライトでできること・料金体系・登録方法についてご紹介します。
※2020年5月現在。詳しくは公式サイトの「Pricing」項目をご参照ください。
コンテンツ
MailerLite(メーラーライト)でできること
この項目では、メーラーライトに含まれている主な機能を使ってできることをいくつかご紹介します。
メールの作成・送信・効果測定ができる
メーラーライトでは営業メールやメールマガジンの作成と送信のほか、効果測定も行えます。
メーラーライトで測定できる数値:
- 開封率
- クリック率
- バウンス率(ソフトバウンス・ハードバウンス)
- 配信停止率
- スパム報告率
上記の数値のほか、スマホやデスクトップといったデバイスの環境や、どのメールサービスを介して読まれているか、メール内のどのリンクが何回クリックされたか、といった情報も表示されます。

A/Bテストを実施できる
また、メーラーライトでは2パターンのメールを用意して、A/Bテストを実施することも可能です。
メーラーライトで実施できるA/Bテスト:
- 件名
- 送信者名
- 本文
このA/Bテストを使うことにより、「数字が含まれる件名の方が開封されやすいのでは?」「HTML形式よりテキスト形式の方がクリック率が上がるのでは?」など、メールマーケティングに関するさまざまな仮説を検証できます。
メールの送信を自動化できる(ステップメール)
資料のダウンロードや、無料体験の申込、会員登録といったアクションをしたユーザーに対し、事前に作成したメールの自動配信設定を作ることができます。
このステップメール機能を使うことによりメールマガジンなどを自動配信できるため、業務効率化に役立ちます。

自動配信の設定画面は非常にわかりやすいデザインで、はじめてステップメールを作る人でも触りやすいことが特徴です。
その他(フォーム・LPの作成、購読者管理)
上記で紹介したメール関連の機能のほか、メーラーライトには簡単な申し込みフォームやランディングページの作成機能が含まれています。

また、購読者を属性ごとにグループ分けしたり、セグメントを設定して分類することも可能です。
これまでにご紹介した機能を組み合わせると、例えば「申し込みフォームを利用したユーザーにメルマガを配信する」「メルマガ内のリンクを踏んだ人に別の営業メールを送る」といった手法も組めます。
メーラーライトは操作性もよく、デザイン的にも見やすいことが特徴で、さまざまなマーケティング方法を簡単に試すことができます。
MailerLite(メーラーライト)の料金プラン
メーラーライトには無料プランがあります。無料プランの利用条件は、購読者数が1,000人以下かつ、月あたりに送るメールが12,000通以下であること。
有料プランは購読者数の規模に応じて価格が異なります。
購読者数 | 送信可能なメールの数/月 |
月額料金
|
---|---|---|
1 – 1,000人 | 12,000通 |
無料
|
1 – 1,000人 | 無制限 |
$10
|
1,001 – 2,500人 | 無制限 |
$15
|
2,501 – 5,000人 | 無制限 |
$30
|
5,001 – 10,000人 | 無制限 |
$50
|
(出典:MailerLite|Pricing)
支払い方法には月額払いと年額払いの2種類あり、年額払いの場合は割引が適用されます。
MailerLite(メーラーライト)の登録方法
この項目では、メーラーライトの登録方法をご紹介します。
[Sign up] をクリック

メーラーライトにアクセスし、 [Sign up] のボタンをクリックします。
会社名、メールアドレス、パスワードを記入
[Sign up] のボタンをクリックすると、上記のような画面が表示されます。
一つ目の項目から順に、会社名または団体名・メールアドレス・パスワードを記入しましょう。
なお、パスワードの条件は「小文字・大文字・数字をそれぞれ最低一つ以上含めること」「8文字以上で作ること」の2つです。
入力が完了したら、画面下部にある [Create my account] ボタンをクリックしてください。
[Complete profile] をクリック
[Create my account] をクリックすると、上記画像のようなページが表示されます。
この時点でメーラーライトの登録は完了です。
ただし、セキュリティの都合上メーラーライトではアカウントの審査を実施しており、メールを作成したり送信するには審査の通過を待つ必要があります。
審査がはじまる前にアカウント情報が揃っていると審査がスムーズに進むので、このままアカウント情報を登録する作業に入りましょう。
アカウント情報を登録するには、[Complete profile] のボタンをクリックしてください。
アカウント情報を埋める

[Complete profile] ボタンをクリックすると、上記の画面が表示されます。
まずは「名前(First Name)」「苗字(Last Name)」「会社・組織名(Company/organization name)」「住所(Address)」「都市名(City)」「国名(Country)」を記入していきましょう。
英語の場合、住所は「建物名・部屋番号→番地→町名→市区町村→都道府県→国名」の順番に書きます。(例:3rd floor, Marunochi building, 2-4-1, Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan)
なお、住所を英語で書くのが面倒な場合は「住所を英語表記に簡単変換」こちらのページを利用すると便利です。
記入後、画面をスクロールするとさらに項目が表示されます。
こちらも同様に、上から「タイムゾーン」「業種」「従業員数」「活動年数」「購読者の規模」を埋めていきます。
「購読者の収集方法(How do you collect subscribers?)」について、この項目に記入される情報は、メーラーライトがアカウント審査を進める上で重要な材料となります。
購読者をどのように集めているか、また、メール配信に関する同意をどのように購読者から得ているかを記載しましょう。
注意書きによると、購読フォームや展示会での名刺交換といった方法以外で購読者を取得している場合、購読者の獲得用に使っているツールやサービスの名前・リンクを貼ることが推奨されています。
記入が終わったら、さらに画面を下にスクロールしましょう。

上から「利用歴のあるメールマーケティングサービス」「利用歴のあるウェブサイト制作サービス」「利用歴のあるEコマースサービス」「メーラーライトをどこで知ったか」を埋めていきます。
画面下部に「メーラーライト アンチスパムポリシー(MailerLite Anti-Spam Policy)」という項目があるので、内容を確認の上、枠の左下にあるチェックボックスをクリックしましょう。

最後に、メーラーライトからのメルマガ受信に同意する場合は「MailerLite newsletter」にあるチェックボックスを入れ、 [Save] をクリックしてください。
ウェブサイト情報を埋める

最後に、ウェブサイトの認証を行います。メーラーライトは、この画面で記載されたウェブサイトをもとに、登録者の事業が利用規約に適しているか否かを判断します。
[Request approval] をクリックして、ウェブサイトの記入画面に移動しましょう。

[Request approval] クリックすると、上記の画面が表示されます。
「認証方法を選択してください(Please select a verification method)」の項目をクリックすると、2つ選択肢が表示されます。
ウェブサイトがある場合は、「ウェブサイトで認証する(I would like to verify my website)」を選択し、次の項目でウェブサイトのURLを記入。
ウェブサイトを持っていない場合は、「ウェブサイトなし(I don’t have my own website)」をクリックしてください。
記入が完了したら、 [NEXT] をクリックします。

最後に、ウェブサイトのドメインを使ったメールアドレスを入力し、[NEXT] をクリックします。
メールアドレス宛に認証メールが送信されるので、受信ボックスをチェックしましょう。
認証が終わったら、メーラーライトの登録は完了です。お疲れ様でした!
まとめ
メールマーケティングツール「MailerLite(メーラーライト)」は、メールの送信・効果測定や、ステップメールの配信設定、A/Bテストを実施できるサービスです。
メーラーライトの機能を組み合わせると、営業メールの一括送信やメールマガジンの配信など、幅広い場面で活用できます。
開封率やリンクのクリック率もすべて数値化できるため、メールの反応をもとに戦略を立てるのにも便利です。
メーラーライトを活用して、より簡単に、より効果的な営業メール/メールマガジンを作ってみましょう。
<参考>
MailerLite:We are MailerLite