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Netflix(ネットフリックス)で視聴できる、フランス映画7選

こんにちは!大学在学中の4年間、フランスの文化・社会・言語を専攻していた佐藤(@yuka56blog)です。

今回はそんな私が観た、Netflix(ネットフリックス)で視聴できるフランス映画をあらすじと共にご紹介します。

 

今回紹介する映画
  1. アメリ」(2001年)
  2. 最強のふたり」(2011年)
  3. アデル、ブルーは熱い色」(2014年)
  4. ユダヤ人だらけ」(2016年)
  5. エル」(2016年)
  6. レ・ブルー: フランス代表の軌跡1996-2016」(2016年)
  7. パーフェクト・デイ ーフランスが熱狂した日ー」(2018年)

 

フランス映画がはじめての方は、上記リストの中でも特に日本での人気が高い「最強のふたり」や「アメリ」がおすすめです。

フランス社会について知りたい方・少しマニアックな映画を観たい方は、「ユダヤ人だらけ」「レ・ブルー: フランス代表の軌跡1996-2016」「パーフェクト・デイ ーフランスが熱狂した日ー」を楽しめるでしょう。

 

Netflixにあるフランス映画の特徴

Netflixのフランス映画は、ニッチな作品が多いことが特徴。

今回紹介する「ユダヤ人だらけ」「パーフェクト・デイ -フランスが熱狂した日」など、他社のサービスではあまり取り扱いのない映画を視聴できます。

Netflixではオリジナル作品も拡充中で、2020年の「The Verge」の記事によると、Netflixは今後フランス語のオリジナル作品を20作追加する予定だとされています。

 

2014年から、Netflixはフランス語のオリジナル作品を24作制作した。うち6作は映画で、9作はドラマとなっている。

(出典:Netflix will nearly double the number of French language originals|The Verge・筆者翻訳)

 

Netflixはパリオフィスの人員を3倍近くに増やし、さらに20作を追加制作する予定だという。

(出典:Netflix will nearly double the number of French language originals|The Verge・筆者翻訳)

 

いっぽうNetflixではメジャーなフランス映画の取り扱いが少なく、有名な配信作品としては「最強のふたり」「アメリ」などのみが挙げられます。

Netflixのフランス映画はアマゾンプライムと比べると少ない印象ですが、オリジナル作品やニッチな作品を見れることが特徴と言えるでしょう。

 

2つのサービスの違いについて、詳しくは後の項目「フランス映画の名作を見るなら、Amazonがおすすめ」でご紹介します。

 

Netflixで視聴できるフランス映画

 

アメリ(2001年)

(出典:IMDb

パリ・モンマルトルのカフェで働くアメリの趣味は、クレーム・ブリュレのお焦げを割る事と川での水切り。

小さい頃から空想の世界に浸りがちで変わり者だったが、ある日ポルノグッズの店で働く青年・ニノに恋をする。

 

こちらの作品は日本でも大ヒットを記録しました。

主人公・アメリがクレームブリュレのお焦げをスプーンで割って食べるシーンが有名で、ロケ地となったお店「Café des Deux Moulins」はいまだに世界中のアメリファンに愛されています。

 

▼Café des Deux Moulins(カフェ・デ・ドゥ・ムーラン=2つの風車のカフェ)

Café de deux moulins

(出典:IMDb

 

本作にはサクレ・クールや、今はなきノートルダム聖堂、サン・マルタン運河などパリの有名スポットも登場。

パリの街並みが絵本のような独特のタッチで描かれています。

ラブロマンス・コメディ・ヒューマンドラマ要素が詰まった映画で、全年齢にお勧めできます。

 

時間 2時間1分
ジャンル ラブロマンス・コメディ・ヒューマンドラマ
原題 Le Fabuleux Destin d’Amélie Poulain
Netflixへ https://www.netflix.com/jp/title/60022048

 

最強のふたり(2011年)

(出典:Allociné

パリ郊外の団地に住む青年・ドリスは、大富豪の老人・フィリップの専属介護人の面接を受ける。

しかしドリスに働く気はなく、面接の目的は失業保険申請の書類を揃えることだった。

ドリスは「就職活動をした証拠書類が欲しいだけだ。適当な理由で不採用のサインをくれ。」と頼むが、なぜか採用されてしまう。

富裕層と貧困層、白人のフィリップと黒人のドリス。全く接点のないふたりが友情を築く様子を描いた、ヒューマンドラマ映画。

 

実話を元に制作された、コメディタッチのヒューマンドラマです。

人種やハンディキャップ、介護、老いるとは何か?さまざまな問いかけがあり、老若男女・国籍問わず、誰と観るときもオススメできる作品でした。

どの映画を観ようか迷ったら、「最強のふたり」がオススメです。

 

時間 1時間52分
ジャンル ヒューマンドラマ
原題 Intouchables
Netflixリンク https://www.netflix.com/jp/title/70232180

 

アデル、ブルーは熱い色(2013年)

(出典:Allociné, Copyright Wild Bunch Distribution

フランス北部の街・リールが舞台。

高校2年生のアデルは美術学校生のエマに出会う。

哲学好きで知的なエマにアデルは惹かれてゆき、2人は激しい恋に落ちる。

 

第66回カンヌ国際映画祭のパルム・ドール受賞作品。

原題は「アデルの人生:チャプター1&2(La vie d’Adele: Chapitres 1 et 2)」です。全部で3時間と、ボリュームがある作品です。

アデルともう一人のヒロイン・エマはどちらも女性なのですが、途中のセックスシーンがかなりリアルでした。

カンヌ映画祭でも、写実的なセックスシーンが批評家たちに衝撃を与えたと記されています。(参考

お茶の間での視聴はおすすめできませんが、「有名なフランス映画はチェックしておきたい」「LGBTやセクシュアリティのトピックに興味がある」「激しいラブストーリーを見たい」という方は必見です。

 

時間 2時間59分
ジャンル ヒューマンドラマ
原題 La vie d’Adele: Chapitres 1 et 2
Netflixリンク https://www.netflix.com/jp/title/70275600

 

ユダヤ人だらけ(2016年)

(出典:Allociné, Copyright La Petite Reine – David Koskas

ユダヤ人の家庭に生まれ、フランスで育ったイヴァン。彼がいつも考えること、話すことは「ユダヤ人について」だった。

イヴァンは妻に「(ユダヤ人について)固執しすぎだ」と指摘され、精神科医のカウンセリングを受けに行く。

イヴァンの他にフランスで生きるユダヤ人たちや、ユダヤ人独特の文化を描いたオムニバス形式の映画。

 

フランスとユダヤ人についてのショートストーリーから成る、オムニバス形式の映画です。

独特のユーモアでフランス社会とユダヤ人の関係が描かれており、センシティブなテーマを扱った映画でありながら、笑える台詞が多いです。

 

各ショートストーリーは「ユダヤ人はそこら中にいる」「ユダヤ人は金持ちだ」「ユダヤ人は互いに助け合う」等と題されており、終盤へ向かうにつれコメディ色が増します。

ラストシーン付近では「ユダヤ人は裕福で連結が強い民族だから、みんなでユダヤ人になろう』」と言い出すフランス人まで登場。

 

フランスでもユダヤ人・人種関連の話題はタブー視されやすいのか、主人公が

「人前でユダヤ人について話すのはタブーだ」

「”ユダヤ人”と言っただけで誰もが緊張する」

というシーンが印象的でした。

 

ダークコメディ・シュールな作品大好き!という方に推したい作品です。

 

時間 1時間50分
ジャンル コメディ
原題 Ils sont partout
Netflixへ https://www.netflix.com/title/80123741

 

 

エル(2016年)

(出典:IMDb

パリにあるゲーム会社の女社長・ミシェルは自宅で何者かに暴行される。

警察に頼らず犯人を探しをはじめるが、その後もストーカー・暴行行為は絶えない。

犯人を追い続けるミシェルは、次第に本性をあらわにしてゆく。

 

イザベル・ユペール主演のサスペンス映画。

サスペンス要素が強い映画ではあるものの、男女の駆け引きや複雑な恋愛模様も見所です。

 

時間 2時間10分
ジャンル サスペンス
原題 Elle
Netflixへ https://www.netflix.com/jp/title/80111425

 

レ・ブルー: フランス代表の軌跡 1996-2016(2016年)

(出典:Sens Critique

「レ・ブルー」の愛称で知られる、フランス代表チームの歴史を描いたスポーツドキュメンタリー映画。

当時の映像や関係者たちへのインタビューで、1996年から2016年までの20年間を振り返る。

 

「フランス人は何であんなにサッカー好きなのか?」疑問が解けるような映画です。

フランスには「Black-blanc-beur」という言葉があり、この言葉は1998年のサッカーワールドカップで優勝したフランスチームの国民性や多民族性を表しています。

※blackは “Les Noirs(黒色人種)”、blancは白人、beurは “arabe(アラブ人)” のスラング的な語彙です。

 

この言葉が生まれたW杯での優勝がフランス社会にもたらした影響や、当時のフランス人がサッカーを通して連帯していった様子が解説されています。

作中「サッカーはフランス社会の鏡」と称されるシーンがありますが、他にもアラブ人選手が残していた「勝てば黒白アラブ、負ければスラム街のクズ」というセリフが記憶に残ります。

フランス社会の問題・移民事情も見えてくる作品でした。

スポーツと政治・社会の繋がりがテーマになっているので、サッカーの知識ゼロでも楽しめます。

 

フランスかサッカー、どちらかに興味があれば見て欲しい作品です。

 

時間 1時間43分
ジャンル ドキュメンタリー
原題 Les bleus : une autre histoire de France 1996-2016
Netflixリンク https://www.netflix.com/jp/title/80164075

 

パーフェクト・デイ ーフランスが熱狂した日ー(2018年)

(出典:FIXABLE

1998年、サッカーフランス代表チームは自国開催のW杯で初優勝を収め、第二次世界大戦以来と言われるほどの群衆がシャンゼリゼで勝利を祝った。

フランスのサッカー史に残るワールドカップ開催日を、映像とインタビューで振り返ったドキュメンタリー映画。

 

先ほど挙げた「レ・ブルー: フランス代表の軌跡 1996-2016」を気に入ったら見て欲しい作品です。(サッカー、興味ないよ!という人は次の「アデル、ブルーは熱い色」に飛んでください)

使用されている著名人・関係者のインタビュー映像は、レ・ブルーと同じ場所で撮られたものなのか、こちらにもオマール・シージャメル・ドゥブーズのコメントが出てきます。

レ・ブルーはフランス代表の20年間を振り返った内容なのに対し、こちらは98年W杯の1日に注目しています。

 

時間 1時間33分
ジャンル ドキュメンタリー
原題
12 juillet 1998, le jour parfait
Netflixリンク

 

フランス映画はAmazonプライム・ビデオがおすすめ

今回はNetflixのフランス映画を紹介したのですが、実はNetflixで公開されているフランス映画の種類はあまり多くありません。

フランス映画の名作をチェックするなら、Amazonプライム・ビデオがおすすめです。

 

NetflixとAmazonプライム・ビデオの比較

Netflix Amazonプライム・ビデオ
価格
月額800円(税抜) 月額500円(税込)
年額4,900円
(税込)
学生料金 月額250円(税込)
年額2,450円
(税込)
外国語字幕
特徴 ⒈ 仏語字幕に対応
⒉ ニッチなタイトルがある
⒊ オリジナル作品を拡充中
⒈ 料金が安い
⒉ 配送無料サービスも利用可
⒊ 名作が揃っている
無料期間
なし 30日間
(学生の場合6ヶ月間
公式ページ Netflix Amazonプライム・ビデオ

(※2020年2月現在)

Netflixは価格が高い一方、外国語字幕に対応しておりオリジナル作品が充実しているという特徴があります。

一方、Amazonプライム・ビデオは月額500円、年額払いだと約408円から利用できる価格のやすさが特徴。学生用プランもあります。

Amazonプライム・ビデオにはフランス映画の有名作品が一通り揃っているので、フランス映画を見るならNetflixより「Amazonプライム・ビデオ」の方が向いているんです。

 

Amazonプライム・ビデオの料金プランと取扱作品

月額500円(税込)

Amazonプライム・ビデオの料金は、月額プランまたは年額プランを選ぶかで異なります。

料金プラン

年額プランの場合、1ヶ月あたりの料金は408円です。どちらプランを選んでも視聴できる作品数に差はありません。

30日間の無料体験期間があるので、プライム会員未加入の方はこちらを活用しましょう。

Amazonプライム・ビデオを30日間無料体験する

 

学生の場合は月額250円(税込)

Amazonには大学、大学院、短期大学、専門学校、または高等専門学校に通う方を対象にした学生プランがあります。

上記の条件に当てはまる方は、以下の料金でAmazonプライム・ビデオを含むプライム会員のサービスを受けられます。

学生料金

学生プランの場合は6か月の無料体験期間があります。

Amazonプライム・スチューデントを6ヶ月間無料体験する

 

配送無料サービスも利用できる

Netflixと異なり、Amazonプライム・ビデオは「Amazonプライム」に含まれるサービスです。

Amazonプライム(またはプライムステューデント)に登録すると、下記のサービスも全て付いてきます。

 

新旧問わず名作が揃っている

Amazonプライムには、Netflixで配信されている「最強のふたり」「アメリ」「アデル、ブルーは熱い色」はもちろん、以下のタイトルも収められています。

フランス映画

「霧の波止場」(1938年)や、「タイピスト!」(2013年)など、フランスのヒット映画がまんべんなく収められているため、名作映画を網羅したい方におすすめです。

 

無料体験期間もある

残念なことに、Netflixの無料体験は2019年12月で提供終了となりました。

一方Amazonプライムでは30日間の無料体験期間を設けており、2020年現在もまだ利用できます。

学生の場合は6ヶ月のあいだ無料体験を利用できるので、無料期間を利用してお得にフランス映画を観ましょう。

 

Amazonプライム・ビデオを30日間無料体験する

Amazonプライム・スチューデントを6ヶ月間無料体験する(学生の方はこちらをクリック!)

 

Netflixの料金プランと取扱作品

月額800円(税抜)から

Netflixのプランには以下の3種類があり、視聴登録できるデバイス数と画質のクオリティによって価格が変わります。

料金プラン

どのプランを選んでも、視聴できる作品数に差はありません。

Netflixの料金プランを確認する

 

外国語字幕に対応

Netflixでは、フランス語をはじめとする外国語字幕を利用できます。

Netflixのオリジナル作品では、基本的に5ヶ国語(日本語・韓国語・英語・ポルトガル語・スペイン語)の字幕切り替えに対応しています。

 

フランス語字幕は、フランスで制作された映画には必ず付いています。

日本映画でも一部フランス語字幕に対応している作品があるため、フランス語の勉強にはぴったりです。

 

 

オリジナル作品を拡充中

現在配信されている作品だと、Netflixで確認できるフランス映画のメジャータイトルは「最強のふたり」「アメリ」「アデル、ブルーは熱い色」など。

フランス映画の数自体はあまり多くないようです。

フランス映画

ただしNetflixはオリジナル作品の拡充に力を入れており、冒頭でご紹介した通りフランスのオリジナル作品を20作追加製作するという情報もあります。

Netflixには、これからのラインナップの充実に期待できそうですね。

 

まとめ

今回は、Netflixで視聴できるフランス映画の紹介でした。

フランス「語」を勉強するなら外国語字幕がついたNetflixが適していると言えますが、まんべんなくフランス映画を見るならAmazonプライム・ビデオがおすすめ。

Amazonプライム・ビデオの料金には配送無料サービスなども含まれているため、映画以外の用途でも優れたサービスです。

Amazonプライム・ビデオには30日間(学生の場合6ヶ月)の無料サービスがあるので、ぜひ試してみてください。

 

Amazonプライム・ビデオを無料で試す

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