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人付き合いの悩み

【特徴】「冷たい・クズ・気分屋・正直」フランス人のイメージって?【文化】

こんにちは!

大学生のとき、フランスのオルレアン大学に1年留学していた時期がありました。

底辺ブロガーの佐藤(@yuka56blog)です。

 

この前何となくグーグルに「フランス人 性格」と打ち込んでみたら、「フランス人 冷たい」というサジェストが出てきました。

気になったのでさらに「フランス人 冷たい」と打ち込むと、なんと

 

  • クズ
  • 意地悪
  • 最悪(!!?)

 

こんな検索候補が出てきて、おったまげております。

 

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この検索候補が云うように、フランス人はクズで意地悪で最悪なのでしょうか?

ちょっと面白い単語の組み合わせだったので、今回は

 

  • フランス人に聞いた話
  • 海外から見たフランス人のイメージ
  • 自分の留学体験

 

などを手がかりにしつつ、「フランス人の性格」について考えたいと思います。

 

フランス人は冷たくて失礼?

先ほどの検索結果で見たように、フランス人は「冷たい」というイメージを持たれているようです。

ただ「冷たい」と言っても色々ありますので、一応英語での検索ワードも調べてみました。

 

英語で調べた場合、「フランス人 冷たい」に近いものとして、

 

 

このようなイメージも挙げられていました。

 

しかしなぜ、フランス人には冷たい、または失礼というステレオタイプがついてしまうのでしょうか?

まず、国民性という点から考えてみたいと思います。

 

フランス人は感情に正直

フランス人はどちらかというとラテン的な民族の人たちです。

そのためイギリスやドイツなどアングロ・サクソン系の人たちに比べて、良くも悪くも感情に正直な傾向があります。

 

実際に留学中仲良くしていたフランス人をみていると、

 

  • 興味がない人には反応が薄い
  • 好きな人にはかなり連絡がマメ
  • ムカつくときは正直に怒る
  • 愛想笑いやお世辞がない

 

だいたいこんな特徴を持つ人が多かったように感じます。

一方、私たち日本人はいくら興味がなくても愛想笑いをしますし、ムカつく時こそグッとこらえてしまう傾向があると思うのですが…

 

フランス人は、好きだと思ったものには好きと言い、イライラしているときは沸点が低い。

 

良くも悪くも感情表現が豊かで、自分の気持ちに率直。

テンションの上げ下げが激しいと言えるのではないでしょうか。

 

日本人と真逆とも言える性質があるため、彼らのテンションに慣れないと

 

「フランス人=冷たい・失礼」

 

という結論に結びつきやすいのかもしれません。

 

冷たいのはパリ人か

また、私は「フランス人 冷たい」というワードを見て、少し違和感を覚えました。

 

この検索ワードを見たとき、

冷たいのは「フランス人」ではなく、「パリ人」のことを指しているのではないか

と感じたのです。

 

というのも、パリに住む人たちは地方のフランス人からも「冷たい」「失礼」というレッテルを貼られています。

 

留学中、オルレアンに住む友達と何度かパリの街や人について話すことがありましたが、なぜかパリジャンについては

 

  • 愛想がない
  • 感じ悪い
  • いつも急いでる

 

このようにネガティブなイメージを持っている場合が多く、あまり良い評判は返ってきませんでした。

 

また、実際にパリを訪れてカフェに入ったときの話ですが…

おそらく私が下手なフランス語を話したせいか、注文のマナーを間違えたためか、バリスタの愛想が非常に悪かったことを覚えています。笑

 

ただパリとは反対に、留学や旅行で訪れた「地方都市に住むフランス人」は店員さんや町の人も親切な人ばかりでした。

さらに自分がフランス語を勉強していると言うと、さらにフレンドリーに話しかけてくれる人が多かったです。

 

日本でも、

 

  • 東京人は冷たい
  • 大阪人はせかせかしている
  • 田舎は世話焼きな人が多い

 

このようなイメージがあるように、パリ人が冷たく地方のフランス人がフレンドリーに見えるのは、地方と都市部に住む人では温度差があるため、と言えるのかもしれません。

 

こんな体験があるためか「フランス人が冷たい」と聞くと少し違和感を感じるのですが、「パリ人が冷たい」と言い換えると、不思議と納得してしまいます。

 

しかし、そもそも日本からフランスは遠い国ですし、多くの人は「フランス」と言われてもパリ以外のイメージが湧きにくいと思います。

 

なぜフランス人は冷たいと言われるのか。

考えられる要因の一つとして、

 

フランス人と「パリに住んでいる人」が結びつけがちだから

 

こんな可能性もあるのではないでしょうか。

 

フランス人は自己中心的?

また、フランス人のステレオタイプとして「自己中心的」という評判も聞きます。

これは友達関係より、特にビジネスや恋愛関係でその傾向を感じやすいかもしれません。

 

  • アポイントメントを取ったのにスケジュール変更される
  • 彼女/彼氏がいるのに他の人と関係がある

 

などは結構よく聞きますね。

 

以上に挙げたことも、フランス人としてはごく普通に振舞っているだけなのかもしれません。

 

しかし日本やフランス以外の国の人からすると、彼らが自分の利益を優先させているようにも映ってしまうのです。

この項目では、人間関係の例を中心に、自己中心的にも見れるフランス人の特徴をいくつか挙げてみたいと思います。

 

たしかに浮気率は高い

フランスでは「不倫」という概念がそもそもない不倫はモラルに反しない、とも聞きます。

なお、ある調査によると、フランスとイタリア出身の男性はヨーロッパの他国と比較しても浮気率が高いそう。

調査をまとめた記事によると、このような趣旨のことが書かれていました。

 

55パーセント – フランスとイタリア出身の男性のうち、2人中1人がパートナーに浮気をしていると明らかにしている。なお、女性の場合は3人中1人の割合だった。

(出典:French and Italians top Europe’s infidelity poll – The Local

 

また、フランスは他国と比較して離婚率も高く、フランス以外の国で育った人の視点からすると

 

  • 心変わりしやすい
  • 自分のことしか考えてない
  • 好色

 

といった人が多い国にも映るのでしょう。

 

一方、日本では不倫したタレントを酷くバッシングするなど、「不倫=絶対悪」的なものとして捉える風潮があります。

このような文化圏で育った我々の視点からすると、フランスでの人間関係のあり方はやや自己中心的なものに見えるのかもしれません。

 

女性は気が強いか

また、ドイツ・ロシア・アジアなどの女性に比べ、フランス人女性は気が強いという評判をしばしば耳にします。

たしかに留学中、大学で周りにいたフランス人同士のカップルを見ると「男性が尻に敷かれているパターン」は多い印象でした。

 

カップルの口論・喧嘩も女の子から始めている場合がほとんどだったように感じます。

例えば、「彼氏が大切にしてくれていない」という瞬間が少しでも見れると、大騒ぎに発展してしまうことが多々あります。

 

現地でフランス人女性と付き合っていた人に話を聞くと、

 

フランス人男性
フランス人男性
男がデートをドタキャンしたら、フランスの女性は1週間くらい口聞いてくれないね〜

 

日本人男性
日本人男性
理不尽な理由ですぐ怒られる。ちょっとワガママに感じることも…

 

こんな評判も耳にしました。

 

先ほどの「フランス人は感情に正直」の項目でも触れたように、感情に正直な性質があるフランス人。

特に女性との恋愛関係に発展すると、テンションの上がり方・下がり方が友達以上にハッキリ見えるのかもしれません。

 

良いムードのときはロマンチックな雰囲気を振りまいているカップルが多いものの、ひとたび喧嘩が勃発すると、収集をつけるのに苦労している男性が多いようでした。

 

どこか他の本でも見かけたのですが※、フランス人男性も女性の気の強さに辟易しているのか(?)最近は東欧・ドイツなど割と「家庭的な女性が多い」と言われる国の人とくっつく傾向があるんだとか。

 

※たしか浅野素女著「フランス父親事情」(2007年)だった…かも。確認します

 

他国の視点からすると、

 

「好きなものはハッキリ好きと言う、嫌なこともハッキリ言う」

 

こんな率直さが目立つフランス人。

前項での「冷たい」というイメージ同様、率直な性格がやや「自己中」に見える瞬間があるのかもしれません。

 

フランス人はアメリカ嫌い・自国大好き?

ところで、冒頭で挙げた検索ワードに「フランス人 アメリカ 嫌い」という組み合わせも上がっていましたが、確かにその気質はあるかもしれません。

 

自国文化に対する誇りが高いせいか、

 

  • イギリスやヨーロッパ各国をネタにする
  • 他のフランス語圏をおちょくった物言い

 

こんな雰囲気はたしかに感じられました。

特にフランスは歴史的にもイギリスと仲が悪く、もともとイギリスの植民地だったアメリカには風当たりが強いのかもしれませんね。

 

自国文化の誇りが高い

フランスは北米と比較して歴史が長く、18世紀ごろまではフランス語がヨーロッパでの公言語的な立ち位置でした。

 

食文化や美術でも豊かな国という自負があるせいか、フランスは他のヨーロッパ人から見ても、

  • フランス人は自分の国が大好き
  • 言語と文化に誇りを持っている

など、「自国愛が強い国」の印象を持たれているようです。

 

事実、The Economistによる「自国に対する誇りが最も高い国」調査のまとめ記事を参考にすると、フランスは33カ国中8位にランクインしているそう。

ところで、ハンガリーに住んでいた知人が昔「ヨーロッパ人には2つ特徴がある」と言っていました。

 

その共通点は

  • ヨーロッパ人はお互いの国が嫌い(We hate each other)
  • ヨーロッパ人はフランスが嫌い(We hate France)

とのこと。

 

言い得て妙な話だったので不思議と納得してしまいましたが、

彼になぜそう思うのかと聞いてみると…やはり

 

「フランス人は文化と言語に持つプライドが高すぎる」

 

という回答でした。

自国愛が強いためか、フランス人の自信たっぷりな振る舞いを見ていると、同じヨーロッパの国から見ても「プライドが高すぎる」と感じるのかもしれませんね。

 

 

英語圏との相性は微妙

最近は英語教育やハリウッド映画などの影響で、英語を話すことに抵抗がない若者も珍しくありません。

ただ、イギリスとフランスは長年領土や植民地をめぐって戦い続けてきたせいか、特にフランス人の作る映画や文学に登場するイギリス人は、どこか「変人」的な扱いで描かれていることが多いように感じます。

 

実際のフランス人にイギリスをどう思うか、数人に聞いてみると

若い女性からは意外と「イギリス人の男は好き。ハンサムだから。」という返事が返ってきた一方、ある男性からは

 

料理はマズイし早口だし、酔っ払い方が洗練されていない

 

という微妙なお答えを頂きました。

酔っ払い方が洗練されていない、ってどういう事なの…。笑

 

アメリカについてはあまり掘り下げて聞く機会がなかったのですが、英語圏の国も元々イギリスの植民地だったためか、あまりフランス人としては良いイメージを持ちにくいのかもしれません。

 

「冷たいか暖かいか、クズかまともか」は人による

今回は、留学体験や外国人の評判をもとに「フランス人の性格的傾向」を考えていきました。

調査や評判を聞くと確かにフランスは「自分の国大好き」な傾向が強いらしいですが、フランス人は冷たくてクズで意地悪なのか?と聞かれると、それはまた別な話かと思います。

月並みですが、やっぱり性格の良し悪しは「人による」のではないでしょうか。

 

実際に会ったフランス人は優しい人が多かった話

個人的には、フランス人はとても優しい人が多いのではないかと思います。

こう感じるのは私が普段「冷たい人が多い」と言われる東京に住んでいるからかもしれません。

 

また1年という短い留学期間だったので、フランスの表面的なところしか知れなかったためかも知れませんが、

 

  • 道に迷っていたら、知らない人がバス停まで案内してくれた
  • スーツケース2個持って階段降りてたら、知らない人が運ぶのを手伝ってくれた
  • 一晩泊まる場所に困っていたら、友人が助けてくれた
  • 医者に行くのに付き合ってくれた
  • 帰国時、友人が空港まで車を出してくれた(2時間もかかる距離を)
  • 少し迷惑と思われるような頼みも「もちろんいいよ!!」と言ってくれる

 

こんな気前のいい人たちばかりだったように思います。

 

しかも彼ら、

 

ありがとう!

 

と言うと

 

C’est normal ^-^(全然普通よー)

 

と言ってくれるところには、日本(というか、特に東京)にはない暖かさを感じました。

 

ただ、もちろんフランス留学中にやや不快な思いをしたこともあります。

街中を歩いていたら

 

Chinois!!(中国人!)

 

と叫ばれることもあったし、痴漢に遭遇したこともありました。

しかしどんな国の人間にも面白いところ・ツマラナイところ・クソなところがあるのは同じではないでしょうか。

 

帰国後、東京で仕事をはじめて

  • 朝ラッシュ時の押し合い
  • ベビーカーが電車に乗ると舌打ち
  • 人にぶつかると舌打ち

こんなシーンを見ると、

 

まぁ、フランス人にも日本人にもクズで意地悪で最悪なところはあるよね〜

 

と思います。

 

さて「パリ人は冷たい」「自己中」など散々な見出しをつけましたが、私たちにも県民性や個人差があるように、フランス人も住む地域や育った環境によって性格は異なります。

たしかに、フランス人の正直さが冷たく見えたり、自己中に見えるときもあります。

しかし一度友達になると色々と気にかけてくれる人も多いですし、必ずしも「フランス人=クズで最悪」の公式には当てはまらないのではないでしょうか。

 

現地には色々な人がいますし、これからフランスに旅行や留学する方は、現地で確かめられるといいですね!

 

以上、底辺ブロガーの佐藤でした。