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時間が通貨になっちゃう世界の話「タイム(In Time)」を観て【あらすじ・感想】

こんにちは、底辺ブロガーの佐藤(@yuka56blog)です。

今回は、時間が通貨になってしまう世界を舞台にした映画「タイム(In Time)」を観ての感想です。

あんまりズバ抜けて評価が良い映画ではないのですが、設定が独創的なのでハマる人はハマる映画です。

 

タイム(2011年)

(出典:IMDb

そう遠くない未来の話。

人は25歳から年をとらず、25歳以降の寿命は通貨としてやりとりされる。

寿命は左腕に表示され、残りの時間が底を尽きると人は命を落とす。

 

この世界には100年以上の時間を持つ富裕層と、1日の時間を得るために働く貧困層があり、両者の住む地域は「タイムゾーン」と呼ばれる関所で区切られていた。

スラム街に生まれた主人公・ウィルは、ある日自殺を図る男から116年の時間を受け取るが、その直後にタイムアウト(残りの時間がなくなることによる死)で母を亡くしてしまう。

ウィルに全寿命を渡した男は「この世界では一握りの人間が不死でいるために、多くの人が死ぬ仕組みになっている」と言い残し、消えていった。

男の言葉を手がかりに、ウィルは母を殺した社会の仕組みの裏を探るため、富裕層の住むゾーンへ侵入していく。

 

「トゥルーマン・ショー」(1998年)の脚本などを手がけた、アンドリュー・ニコル監督の作品です。

 

時間 1時間49分
ジャンル SF、ドラマ
原題 In Time
Amazonへ https://www.amazon.co.jp/dp/B00G202D6Q

 

気になったシーン・感想(ネタバレあり)

「時は金なり」と云いますが、まさにそんな世界を描いた作品です。

この映画の設定は「時間が通貨になった世界」ですから、貧乏人は文字通り今日明日の生活しか考えられず、富裕層はほぼ不老不死になれます。

そしてほんの一握りの富裕層が無限に時間を保持できるよう、税率を上げるなど都合の良いシステムが次々に作られ、一般人は働けども時間を蓄えられず、定期的に死んでいく仕様。

 

あれっ、それって今の日本みたいやんけ!

 

私たちの世界でもほとんどの人は25歳ごろから多くの時間を会社のために使い、高い税金を払い、最後は蓄えもなく徐々に死んでいくわけですが。

 

ただし、この映画の登場人物たちは減っていく時間を秒刻みで確認できてしまう上、左腕に表示される寿命が0秒になったら即死する仕様。

本作に描かれている貧困層は毎日が死と隣り合わせなので、我々の生活より緊迫感があります。

 

そんな世界の様子がよく伝わってくるのは、ウィルの母が死ぬシーン。

 

 

主人公の母親は仕事帰り、いつも通り1時間払って乗れるバスで帰ろうとするも、運転手に「値上げがあった。今日から片道2時間だ」と言われます。

ところが、母の持っている時間は残り1時間半。

もともと自宅近くのバス停でウィルと落ち合って時間を分けてもらう予定でしたが、バスに乗れないなら走って息子と合流するしかない。

歩いて2時間かかる距離を走るものの、結局ギリギリの所で生き絶えてしまいます。

 

ウィルはこのとき116年も得た直後だったわけですが、そんな矢先に母が寿命切れで死んでしまうんだから切ないですよね〜。

このシーンは本当の序盤で、主人公はこの日から母を殺したとも言える「貧乏人が死ぬように作られた社会の仕組み」を転覆するべく、富裕層が暮らすゾーンに入り、動き出します。

 

映画としてはここからが本編なのですが、この作品で特に印象的だったのはこの母が死ぬ場面。「時間=通貨」の設定の世界ならではのシーンだと思いました。

 

仮に現実世界でバス代を持っていなかったとして、歩くことはあってもこんなに必死に走ることはないですからね。笑

 

この映画について、インターネット上の口コミなどを見ると

 

設定がところどころ詰まってない感じはする
バス代は昨日まで1時間だったのに、いきなり2時間になるのは話に無理がある
ちょっと消化不良な箇所が多い

 

といったツッコミもあるようですが…

貧困層はその日暮らしでしか生きられないこと、一握りの人間だけが豊かでいられる社会など、現代の格差にも当てはまるような箇所は多く、個人的には宇宙戦争モノのSF映画より、よっぽど共感して観られる作品だと感じました。

 

あと、何と言っても

 

(出典:IMDb

 

ティンバーレイクがカッコイイので、細かいツッコミ所とかどうでも良くなっちゃいます。

 

 

まとめ

今回は、時間が通貨になってしまう世界を描いた映画「タイム」についてでした。

筆者はこの作品からアンドリュー・ニコル監督の映画を見はじめたのですが、あの「トゥルーマン・ショー」(1998年)の脚本も書いていたと知って驚きでした。

他にもイギリスのジャーナリスト、サーシャ・ガヴァシと共作で「ターミナル」(2004年)の原案も手がけていたそう。

個人的には監督独特の世界観が好きなので、また他作品もチェックしてみたいと思います。

以上、底辺ブロガーの佐藤(@yuka56blog)がお送りしました♪

 

ABOUT ME
佐藤ユカ
立教大学卒の派遣社員。北海道出身です。 20代のライフスタイル全般に関する記事を投稿しています。
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